なんでそんなもの。


今でこそスマホでさくっと撮ってしまうけど、以前はよく「なに?何を撮ったの?なんでそんなもの撮るの?」と聞かれたものだ。
大きなカメラをよっこらしょと観光地じゃない場所で構えてたら不思議に思われたものなのだ。
もちろん自分だって他人がそうしていたら同じように視線の先を探してしまうだろう。
なるほど。だからキャプションを入れたり撮ったものの説明を書くのだな。

サイトやブログに何を書けばいいのかわからないなあと人に話した時に「写真についての説明を書けばいいんじゃないの。」と言われたことがあったのを思い出した。
ごもっともである。というかそりゃそうだ。

SNSを見ていてもPRなのだろう、品物の写真に宣伝の言葉を上手に書いて飾って、動画もあって、ついつい長いこと見てしまうようなキラキラした投稿がたくさんあってすごいなあと思う。

見えてるものに対しての説明であるのは変わらないだろうけどまったく別のものだ。

ため息をつきながらこのページの写真を見る。
どこかの駅のプラットフォームでコンクリートに貼ってある文字が雰囲気よくて持っていたフィルムカメラで撮ってみたのだ。
それ以上の広がりの言葉を見つけることができない。

往々にして自分の撮ったものはそんなものが多いからこれからも言葉と写真はまったくかんけーないよねー、ってページが並ぶかも。
何のために誰のために、わかりやすく段落にして見出しもつけて、っていうブログのセオリーについて挫折しきったおばばのタワゴト。

そして。うまく伝えられないけど自分が好きなものを好きな誰かがいてくれたらいいなっていうキボウ。