POOL vol.015 / 手の中にある此処じゃない何処か

ローライフレックスというドイツ製の古いカメラを持っています。
そのファインダーを初めてのぞいた時そこにある景色は色も形もとてもノスタルジックで子供の頃に家にあった8ミリフィルムで撮った動画に似ていて、郷愁にかられるとはこのことだ、と思いました。
わたしが写真を撮るようになってからもう随分経つのですがスマホが出てからは写真や動画を編集するたくさんのアプリがあって、それっぽく感じられるものが手の中で簡単に創れるようにりました。
その昔、自分のサイトで色を好きなように少し変えたり、ぼかしを入れたり、明るくしたり暗くしたり、真四角に切り取ったりした写真を作り始めた頃、わたしの写真は、偽物だ、的な言われ方をしました。
でも言ったそのひとは今ちょっと後悔しているかもしれないですね。
誰もがみんな自分なりのアレンジをした写真を世界に向けて発信するのがあたりまえみたいになっちゃったんだもの。
でも少し何かを考えるいいきっかけをくれたとは思っています。
sodaflavorというタイトルにも繋がっているような気がします。
ちょっと話がずれました。
輪郭や色がぼんやりしているのは老眼だけのせいじゃないのよ、って言いたかったのです。
へへ。