ハーフサイズのフィルムカメラ

OLYMPUS PEN-F

ハーフサイズのフィルムのカメラについてやんわり語ります。

ハーフサイズのカメラって

・35ミリフィルムひとコマに1枚の撮影が出来るのが普通のフィルムカメラなんですがハーフサイズのカメラだと12枚撮りのフィルムだと24枚、24枚撮りのフィルムだと48枚、つまり倍の枚数が撮れるんです。
フィルムのひとコマに縦に2枚の撮影をするのでハーフサイズ。
そう、カメラをそのまま構えて撮ると縦長の写真なのです。
最近では駅などいろんな場所で縦動画を映す縦型のディスプレイもたくさん見かけるしスマホの普及のおかげで縦写真もとても馴染み深くなりましたね。
ちなみに横長の写真を撮りたい時はカメラを90度傾けて撮ることになります。
これはスマホでも一緒ですね。。

・わたしが今持っているハーフサイズのカメラはOLYMPUS PEN-FとOLYMPUS PEN EES-2です。
どちらも1960年台に作られた古いカメラで、カメラそのものの形もほんと味があるんです。
持っているだけでもテンション上がります。

OLYMPUS PEN-F
OLYMPUS PEN EES-2

おすすめなところ

・フィルムカメラ独特の写りはほんと優しい感じがします。
温かみがあるというのか、懐かしい感じがするというのか。
古いカメラが醸し出す郷愁はおそらく世代を超えて感じることが出来るような気がします。
少し色褪せたようなあの感じはほんとたまりせん。

・現像に出さないまま長い時間が過ぎ、ふと思い出して現像に出し、写真屋さんで現像を待つ間ワクワクして、出来上がったプリントを見て撮影した時の事を思い出す。
その時感じた匂いや空気の温度や空の色か風の感じとか。
なんていうのかな。とにかくドラマチックなんです。思い出しちゃうんです。
見ないまま忘れていた時間が生み出す魔法でしょうか。
いや、埃をかぶっていい具合に発酵した感じでしょうか笑
とにかく味があるのです。

・ハーフサイズカメラはそれらが2倍の量味わえるのです。
そこに尽きますね笑

撮り終えたら写真屋さんに行くのです

・フィルムを最後まで撮り終わったら巻き取って写真屋さんへ現像に出すのですが「ハーフです。」とひと言添えます。
ハーフカメラを知らない店員さんももちろんいます。
(60年近くも前のカメラですもの)
そしてプリントはするのかしないのか、紙の大きさはどうするのか、データにするのかしないのか、あれこれ選ばなくてはいけません。
・わたしの場合は自宅にスキャンできるプリンターがあるので、安く済ませるために現像&ハガキサイズで2枚一緒にプリントしてもらっています。

ハガキサイズに2つの写真をプリントしてもらったところ。これがフィルム一コマ分です。


このハガキを2枚1度にスキャンして、PHOTOSHOPを使って切り取り1つずつのデータへしていくのですが枚数が多いとなかなか手間に感じる作業になります。
料金を気にしなで良いのならば現像と1枚の紙に1つの写真をプリント、そしてデータとして読み込んだCDにしてもらうのが便利で良いなって思います。
・逆にフィルム専用のスキャナを手に入れてしまえば写真屋さんでは現像のみしてもらえばいいということになります。
このスキャナはなかなかいいお値段のようなんですけどね。。。欲しいな。

プリントはアルバムへ、データはインスタへ

・プリントされた写真はしっかりアルバムにしまって、時々見返してニンマリしましょう。
やはり紙にプリントされた写真はディスプレイで見るよりも温かみがあるような気がします。
旅行に行った時の写真なんてどれだけのニンマリが生まれることか。
ひとりでニンマリでもいいし、誰かと一緒の旅行だったら一緒に行った人と一緒に見てダブルニンマリです。
・データ化された写真はSNSに投稿するのもいいですよね。
SODAFLAVORのInstagramではスマホでの画像編集アプリはVSCO、文字乗せにはPhontoを使っています。
色味を整えたりロゴを入れたり簡単な作業でも自分なりのフレーバーを加えることでさらに好きな1枚へとなると思います。
ハーフで撮った縦写真は4×5サイズのInstagramの縦設定だと少し上下が切れてしまうと思いますがほぼいい感じにおさまるかな。
最初から画像編集アプリで4×5サイズへ切り取っておけばきっちりおさまるのでおすすめです。

ピントがブレブレの写真だってなんだか愛しいのです

いいもの見つけた!

そういえばトイカメラでハーフサイズのカメラもあります。
ゴールデンハーフという名前の可愛いカメラを以前持っていました。
(ミニスカートが可愛いアイドルを思い出したあなたはすばらしくナイスなミドルです。)
トイなのになかなかしっかり写るし、手のひらに収まってしまいそうな小さくで良い感じのカメラでした。
まだあるのかなって、ネットを見ていたらまた別のいい感じのものを見つけてしまいました。
Kodakのトイカメラ!これかわいい!欲しい!と思ったらなかなか人気のようで売り切れてるところもあるみたいですね。

まとめ

ハーフに限らずフィルムカメラを使って写真を撮って見るということは、デジタルカメラを使うよりも遥かに時間がかかります。
でもその費やした時間の分だけ思いが入り、穏やかに長く記憶に残るのだと思います。
中古カメラ屋さんで昔懐かしいかっこいいカメラを探すのも楽しいし、ネットでサクッと安くて可愛いカメラを手に入れるのもいいし、まだまだフィルムカメラは健在ですね!
ただ、フィルムが昔と違ってかなり高くなってきているので興味持った方がいらっしゃったらお早めにトライしてみてくださいね。
(わたしが自分で買ったカメラで写真を撮り始めた頃は100均でフィルムが手に入りました笑)

失敗した!と思ってもこれくらいには写ってました

sodaflavor的にはこれくらい写っていればベリグーです

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